vol.05「思春期のスマホ写真スライドショー大会(ガラケーでもいいよ)女子高校生編」

プロジェクトのためのリサーチ・プロジェクト:まずは、聴いてみないと ku・ra・shi

女子高校生にスマホの写真データを見せてもらう。
1人約3000枚に及ぶ写真から、彼女たちがメディアをいかに自分のものとして扱っているかを知り、時代性を目の当たりにした。


思春期とは、いかがなものだろうか。現在進行形ならまだしも、じぶんはもうすでに37歳でれっきとしたおっさんである。その当時の記録・写真等がほぼなく、思い出(?)をうまく書き換えることが出来ないでいる。そもそも今を記録しておこうなんて、考えもしなかった。
当日は、数ヶ月で撮られた3,000枚以上の写真や画像が、まさに活き活きとした暮らしの断片が、携帯電話・スマホに記録されていた。その写真があまりに多量だっため、PCへ仮保存し、キーボードの[→]ボタンを連打しながのスライドショー。観客から次々と質問やツッコミが出て、それに答(応)えてくれる女子高校生たち。
なかでも、そのなんでもなさ。日常との繋がりが強く、写真を撮る・記録することへの隔たりがない。プライベート、そのままな印象。さらにそれを友人と共有し、とても楽しんでいる。なんだかその巧みな手腕ぶりに、フェミニン(?)な力強さを感じざるを得ない。

思春期(ししゅんき、独: Pubertät、英: adolescence)は、人間が生殖器以外でも外形的性差が生じ、やがて生殖能力(英: puberty(性的に成熟する時期))を持つようになり、心身ともに子供から大人に変化する時期のこと。*Wikipediaより

宮本博史(アーティスト)