vol.01「あなたが産まれた日」

プロジェクトのためのリサーチ・プロジェクト:まずは、聴いてみないと ku・ra・shi

出産をテーマに、各々の体験を一人ずつ話してもらう。
普段このような機会がないということも相まって、それぞれの思いが白熱したトークとなった。


じぶんには妻子はおらず、所帯持ちではありません。今までそのチャンス(?)がなかったわけではありませんが、覚悟を決め切れなかったように思います。だからこそ、こんなイベントをしてみたかった。
イベント当日は、決断の多様性と参加者同士の共感ぶりに、特に印象がのこった。会場内にいる男はじぶんのみ、そのことで余計なバイアスがかかっているかもしれないが、くったくない言葉が多かったように思う。
なかでも、旦那にたいするグチめいたもの。ある旦那が撮ったホームビデオを見ているとき、産みの苦しみへのサポート・励まし方についての話題に。とにかく旦那たちはわかっていないようで、うまくフィットしていない・かゆいところに手が届いていない様子。その感じにとても盛り上がっていて、共感のビックバン、笑い声。この雰囲気は、女性に特有なのかもしれない。きっと旦那たちが集まっても、こうはならないだろう。まるでファンク・バンドが演奏しているかのような、グルーヴ感が心地よく、聞(聴)いていて気持ちがよかった。

共感(きょうかん、英語:empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。たとえば知り合いがつらい表情をしているとき、相手が「つらい思いをしているのだ」ということがわかるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。通常は、人間に本能的に備わっているものである。*Wikipediaより

宮本博史(アーティスト)